オペラ=バレは、
ジャン=バティスト・リュリが実践していた高尚な
叙情悲劇(音楽悲劇)とは異なる。叙情悲劇より多くの舞踏音楽が含まれ、筋は必ずしも古代ギリシア・ローマ神話から引いてこなくてもよく、さらに、リュリが『テセウス』(,
1675年)以降の叙情悲劇から排除していた喜劇的な要素が許された。オペラ=バレを構成するものはプロローグと、
アントレ(
entr?es。普通は「入場」の意味)と呼ばれる多くのアクト(幕)で、それらが単一のテーマの回りに緩く集まっていた。個々のアクトは独立したものとして上演することもでき、その場合は
アクト・ド・バレ(
actes de ballet)と呼ばれた。