本紫檀、手違い紫檀(チンチャン)、
ローズウッド、パーロッサなどがシタンとして使用される。
タイ、
ラオス、
ベトナムなどで産出される。古くから利用されているにもかかわらず、その実態ははっきりしていない。現在では
Dalbergia cochinchinensis が本紫檀とされ、タイではパユン、ラオスではカムフン、ベトナムではトラックと呼ばれる。手違い紫檀は同じくその正体については諸説があるが
Dalbergia oliveri とされており、タイではチンチャン、ミャンマーではマタラン、ラオスではカンピと呼ばれる。
材は重硬で緻密。気乾比重、0.82-1.09。「“紫”檀」というが赤みを帯びた木肌で、赤褐色〜黒色の縞模様があり、色調はかなり変化に富んでいる。木理は交錯し、肌目もやや粗〜粗。重硬なため、乾燥・加工性にやや難があるが、美しい仕上がりが得られる。虫や菌に侵されにくく、耐朽性は極めて優れる。