現代の西洋音楽の
独奏や
オーケストラ・
吹奏楽などの
合奏で広く用いられているハープは、
ダブル・アクション・ペダル・ハープである。これは、主に47本の弦を変ハ長調
全音階で張り(半音低く調律された白鍵のみの
ピアノのイメージ)、7本のペダルを足で操作することにより、各オクターブのハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロそれぞれの弦を同時に
半音上げたり、
全音上げたりできるようになっているハープである。全音階ハープを転調などに対応できるようにするため、楽器職人
セバスチャン・エラール等により作られた。この仕組みにより、様々な調を演奏することができるが(調によっては
異名同音的に)、どんなに熟練してもペダルの操作を全くの瞬時に行うことは不可能であるため、オーケストラなどでは2人で演奏することによって、ペダル操作の不完全さを補うことがある。また、ダブル・アクション・ペダル・ハープに代わる楽器として、半音ごとに弦が張られたクロマティック・ハープというものも19世紀に作られたが、結局は廃れてしまった。