18世紀の
ドイツにおいて、共通の主題やモチーフないしは情緒によって、統一性をもって構成された
組曲という意味に変化した。そこには、作品の展開に様々な舞曲の特徴と変奏の原理を利用したという発想も隠れている。このような用法に先鞭をつけたのは
ヨハン・クーナウであったが、最も有名な用例は、
バッハの
無伴奏ヴァイオリン作品や、《クラヴィーア練習曲集 第1巻》に認められる。バッハの
チェンバロのための
パルティータを、《
フランス組曲》や《
イギリス組曲》にちなんで「ドイツ組曲」と呼ぶ向きもあるが、この通称はいまだに一般化していない。バッハはその一方で、オルガン曲においては、コラール・パルティータなど、古い用法に従っている。