メリット勲章(メリットくんしょう、Order of Merit)は、
イギリス及び
イギリス連邦の
勲章で、
イギリス国王もしくは女王によって授けられる。1902年、
エドワード7世の時代に、
プロイセン王国の
プール・ル・メリット勲章に倣って制定され、軍事、科学、芸術、文学、文化の振興に功績のあった人物に送られる。軍事での勲章は、メダルの中央に2本の交差した剣の模様が入ることにより、他から区別される。この勲章の授与の決定権は国王に属し、
内閣の助言は必要としない。メリット勲章は大変な名誉で、伝統的な勲章の枠組みの中にありながらも、現存する勲章の中で最も名誉なものであると言われている。
勲章メンバーは国王と24人に限られているが、付加的に外国人が加わることもある。またこの勲章は制定時より女性にも解放されており、1907年に
フローレンス・ナイチンゲールが女性としては初めて受勲した。日本人としては
東郷平八郎や
山縣有朋が受勲した。この勲章によって、
ナイトやその他の階級に列せられることはないが、受勲者は略語である
OMを冠することができる。バッジは、金色の王冠と赤い十字で飾られている。リボンの色は赤と青である。