フランドル楽派の
ヴィラールト(1490頃-1562)は、1527年にヴェネツィアの
サン・マルコ大聖堂の楽長となり、そこで多くの弟子を育てた。ここにヴェネツィア楽派が始まった。ヴィラールト門下には
アンドレア・ガブリエリらがいた。この楽派が音楽史に残した業績は、二つの聖歌隊と2台のオルガンを用いた二重合唱(複合唱 cori spezzati)の技法の開発である。この技法は、
協奏曲のひな形となる。
モンテヴェルディ、
ヴィヴァルディなど、ヴェネツィアはバロック音楽時代初期から中期に最盛期を迎える。つまり、ヴェネツィア楽派は、ルネサンス音楽からバロック音楽への橋渡しをするという重要な役割を果たした。