中華人民共和国主席 wikipedia|無料辞書
◆ 概要
他の
主席職と区別するために
国家主席と呼ばれることが多い。英語では「President」(
大統領)が当てられる(1949年から1975年までは「Chairman of the People's Republic of China」と呼ばれた)。任期は5年、三選は禁止されている。
毛沢東や
劉少奇の時代は、国政の最高責任者としての位置付けであったが、
文化大革命中には現職国家主席である劉少奇が打倒の目標とされ、共産党内外からの非難・糾弾(
紅衛兵集会での
吊るし上げを含む)の末に解任された。それ以降空席となった後に一旦廃止された。廃止期間中は
全国人民代表大会常務委員会が元首機能を有した。
?小平時代に儀礼的国家元首として復活し、全人代常務委員長や
政治協商会議主席ポスト同様に、かつて?小平の同輩クラスであった党・軍の長老を棚上げするポストとして用いられた。
しかし
六四天安門事件に際して党内の対応が分裂した際、
楊尚昆が国家主席の権限において
戒厳令を発動させたことは情勢に大きな影響を与えた。楊尚昆の退任後は党の最高責任者である党総書記が兼任する状況が続いている。
◆ 選出
中華人民共和国憲法によると、満45歳以上の中国
公民に
被選挙権と
選挙権があり、全人代によって選出する。全人代の殆どは共産党員および党の機関である
中国人民解放軍軍人によって構成されており、また憲法にも中国共産党による国家の領導(指導)が明記されているため、実質的な人選は共産党中央によって行われる。
◆ 権限
国家主席の権能は儀礼的・象徴的なものが中心である。国家主席が行っている政治行為も、国家主席であるからというよりも、むしろ
中国共産党総書記であることから行われていることが多く、具体的な
行政は
国務院総理(
首相)が行う。主な権能として以下が挙げられる。
#法律の公布
#全国人民代表大会および同常務委員会の決定に基づく
国務院総理、副総理、国務大臣等の任免
#特赦令、戒厳令の発布
#戦争状態の宣言及び動員令発令
#全国人民代表大会常務委員会の決定に基づき、外国の大公使の派遣・召還を行い、
条約等の
批准及び廃棄を行うこと
◆歴代主席