『ラリタ・ヴィスタラ』(『普曜経』、『方広大荘厳経』)などによれば、マーヤーはヴァイシャーカ月に六本の
牙を持つ白い
象が胎内に入る夢を見てシッダッタを懐妊したとされており、その出産の様も、郷里に帰る途中に立寄った
ルンビニーの園で花(北方伝ではアショーカ樹(
無憂樹)、南方伝ではサール(
娑羅双樹))を手折ろうと手を伸ばしたところ、右脇から釈迦が生まれたと伝える。これは『
リグ・ヴェーダ』10.90.11-12 プルシャの歌で
プルシャ(原人と訳されることもある)を解体した際、両腕からラージャニアが生まれたことから、ラージャニアすなわち
クシャトリア階級の出産は脇から生まれたと表現されることによる。