比叡山 wikipedia|無料辞書
比叡山(ひえいざん)とは、
滋賀県大津市西部と
京都府京都市北東部にまたがる
山。大津市と京都市
左京区の県境に位置する
大比叡(848.3m)と左京区に位置する
四明岳(しめいがたけ、838m)の二峰から成る双耳峰の総称である。大比叡の一等
三角点は大津市に所在する。
高野山と並び古くより信仰対象の山とされ、
延暦寺や
日吉大社があり繁栄した。
東山三十六峰に含まれる。別称は叡山、北嶺、天台山、都富士など。
◆ 概要
京都の
鬼門にあたる北東に位置することもあり、比叡山は王城鎮護の山とされた。
古事記では比叡山は
日枝山(ひえのやま)と表記され、
大山咋神が近江国の日枝山に鎮座し、鳴鏑を神体とすると記されている。延暦寺が日枝山に開かれて以降、大山咋神は地主神として
天台宗・延暦寺の守護神とされ、大山咋神に対する
山王信仰が広まった。また比叡山山頂の諸堂や山麓の日吉大社などを参拝して歩く
回峰行も行われ信仰の山である。
登山も盛んで、代表的な登山口としては京都市左京区修学院から登る
雲母(きらら)坂、滋賀県側の門前町・
坂本から無動寺谷を通って登る登山道などがある。雲母坂は古くから京都と延暦寺を往復する僧侶・僧兵や朝廷の勅使が通った道であり、現在も登山客は多い。山内には大津から京都
大原方面へ抜ける
東海自然歩道が通っている。
◇ 大比叡と四明岳
国土地理院による測量成果では、東の頂を大比叡、西の頂を四明岳、総称として比叡山としている。「
点の記」では、東の頂に所在する一等三角点の点名を「比叡山」としている。この三角点は大津市と京都市の境に位置するが、所在地としては大津市にあたる。
京都盆地から比叡山を見た場合、大比叡の頂を確認することが難しく、四明岳を比叡山の山頂だと見なすことがある。京福電気鉄道
叡山ロープウェイにおいては、四明岳の山頂をもって比叡山頂駅と設定している。四明岳の表記、あるいは読みには多数の説があり、国土地理院による「四明岳(しめいがたけ、しめいだけ)」のほか、「京都市の地名」では「四明ヶ岳(しめがたけ)」、「四明峰(しみょうのみね)」などを挙げている。比叡山の別称である天台山、ならびに四明岳の名称は、天台宗ゆかりの霊山である
中国の天台山、四明山に由来する。
◆ 地形
丹波高地ならびに
比良山地とは
花折断層を境にして切り離されている。このため、比叡山地、あるいは比叡醍醐山地に属するとされる。
◆ アクセス
◆ テレビ放送所
京都市
左京区の側には、京都府をエリアとするテレビ局の親局が設置されている。滋賀県側に極力電波が漏れないよう、
アンテナには
指向性が設けられている。