柳田国男によれば、日本の民間信仰では、死んでから一定年数以内の
供養の対象となる霊は「
死霊」と呼び、祖霊と区別する。死霊は供養を重ねるごとに個性を失い、死後一定年数(50年、33年、30年など地域により異なる)後に行われる「祀り上げ」によって、完全に個性を失って祖霊の一部となるとする。神道の
死生観では、人は死後、
インドの仏教のように
転生したり、
日本の仏教のように
地獄や
極楽へ行ったり、
キリスト教のような遠い死者の世界に行ったりするのではなく、生者の世界のすぐ近く(山中や海上の
他界)にいて、
お盆や
正月に子孫の元に帰ってくると考える。