亡友三輪の七回忌に集まった間宮(佐分利信)、田口(中村伸郎)、平山(北竜二)の三人は、未亡人の秋子(原節子)とその娘アヤ子(
司葉子)と談笑するうち、年頃のアヤ子の結婚に話が至る。三人はなんとかアヤ子を結婚させようと動き始めるが、アヤ子は母親が一人になることが気がかりでなかなか結婚に踏み切れない。間宮の紹介で知り合った後藤(
佐田啓二)とアヤ子がお似合いだと考えた三人は、アヤ子が嫁ぐ気になるためにはまず母親の秋子が再婚することが先と思うが思い通りにいかず、自分が秋子の再婚相手として話が進んでいると勘違いした平山は一人有頂天になる。
そのうち、母親が再婚すると勘違いしたアヤ子は、同僚の佐々木百合子(岡田茉莉子)に相談し、憤慨した百合子は間宮、田口、平山を一同に会させて散々にやりこめる。間宮らの説明を聞いてようやく百合子の誤解も解け、母娘の結婚話が進むことになる。しかし母秋子は娘と二人で出かけた旅先で、自分は一人で生きていく決意を伝え、娘の背中を押す。娘の結婚式を終え、アパートに戻った秋子は、微笑を浮かべ、一人になった部屋で静かに床に就く。