年に一度、
ユダヤ暦の第7の月の10日、贖罪日に大祭司のみが入ることを許された空間である。
アカシヤの木枠に布を掛けて外界から仕切られた、一辺を10キュビトとする立方体の空間で、
契約の箱が安置されていた。また、香の祭壇も至聖所内にあり、契約の箱を直接見ることがないよう、至聖所内を煙で満たしたとされる。そして荒野では、至聖所の上空に、昼には雲が、夜には火が留まっていたと伝えられる。
列王記上 6章の記述によれば、一辺を20キュビトとする立方体であり、内壁を彫刻の施された杉の板で覆われ、天井から床に至るまで金がかぶせられた。そしてこの中には、高さ10キュビト、翼の長さが5キュビトの
ケルブの木像2体(複数形はケルビム、ロシアではヘルビム)が設置され、この木像にも金がかぶせられた。このほかの、契約の箱が安置されたことや、過越の祭りの前の贖罪日に大祭司1名のみが入ることを許された点などは、幕屋と同様である。