主教祈祷の
聖体礼儀における聖変化後の「万民をも」を
詠隊(聖歌隊)が二回歌う場面で、長輔祭は通常の輔祭と若干違う役割を与えられている。母教会の
首座主教、当該教会の主教の名の記憶に始まり、街の
ハリステアニン(
正教徒)のため・病気の癒しのため・虜囚の解放のため・一切のためなどの、様々な祈願を朗誦する
奉神礼上の役割がそれである。従って長輔祭の職は、単なる名誉称号に留まらない、主教祈祷に是非とも求められる存在である
[主教祈祷の聖体礼儀の形式には、極端に言えば神品が主教一人という場面でも可能なものもあるが、司祭・輔祭はもとより、長輔祭も可能な限り用意されたい役職であるとされる。]。それゆえ長輔祭の欠員が何らかの事情で生じた場合、
主教座教会ではすぐに所属するベテランの輔祭の一人を長輔祭へ昇叙する事が多い。